FUJI's Global Expansion
FUJIの
グローバル展開
世界に広がるFUJI
売上のほとんどを占める海外市場。
FUJIのロボットが世界中で活躍しています。
- 海外売上比率
- 約0%
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- 海外拠点
- 約0拠点
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- 出荷国数
- 約0カ国
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- 駐在員数
- 約0名
Reports from overseas海外駐在員レポート
from U.S.A
岡田 悠太
- 所属
- Fuji America corporation
- サービスエンジニア
- 自動車科卒
- 2007年入社
- 品質保証部 配属
- 2012
- 品質保証部
(グローバルエンジニア育成部門)異動
- 2013
- Fuji Machine China出向
- 2018
- 品質保証部 帰任
- 2020
- Fuji America corporation 出向
現地での仕事と役割
私の最大のミッションは、行き届いた技術アドバイスによって顧客からの信頼を勝ち取り最終的にリピートオーダへと繋げることです。私たち技術アドバイザーが常に待機することによって、お客様に安心して弊社装置を使用していただくことができます。当然、問題発生時には即時対応し、要望がある際は背景から聞き取り、機能追加の提案を行ったり、新たな開発が必要な場合は日本への報告を行ったりして解決を図ります。苦労するのはやはり言葉の壁で、アメリカのザ・ネイティブスピーカの圧倒的なしゃべりに目が点になる事もしばしば。装置を前にしてしまえばこれまでの経験値とスキルで何とかなりますが、コロナ禍によるリモート業務の増加には泣かされています。今のところ「岡田は英語が話せないからダメだ」と言われていないのがせめてもの救いです(笑)。
現地での印象的なエピソード
航空宇宙産業のユーザにて特殊仕様の装置を据え付けからサポートしたときのこと。開梱したところ、装置の仕様が顧客の要望にマッチしておらず生産不能と判明しました。生産開始まで1週間程度しかなく日本での再設計、投入は間に合いません。日本からアドバイスをもらいながら現地にある部材だけで知恵を絞り、無我夢中でテスト生産にこぎつけました。これに限らず出先では時に社内ではありえない様な突飛なアイディアで状況を打破する必要性があり、柔軟なアイディアとそれを実行する突破力が求められます。海外で生活をしていると日本では信じられない光景を目にする事も珍しくありません。その様な経験が起死回生のアイディアを生み出す助けになっていると思います。全ての経験が成長へ繋がるチャンス。それが海外駐在員の醍醐味の一つだと思います。また、休日は愛車のDodge Challengerでドライブしています。6400CC OHVのアメリカンサウンドを楽しめるのがアメリカ駐在最大のメリットかも知れません(笑)。
今後挑戦したいこと
海外ではローカルエンジニアのサポートや教育指導に当たる機会が多く、次第に“教える”ことに興味を覚えるようになりました。わが母校の校訓に“人あって技術あり”と言う言葉があるのですが、まさにその通りで、技術人材の育成は非常に大切です。私自身も通常の業務に加え、海外で得た多くの知見を活かして今後のFUJIを支える様な後進の育成にも携われたらと感じます。FUJIでは、グローバル化に伴い海外に駐在するエンジニアの存在がますます重要となっていて、現地での作業・生活、出張者のアテンド、日本との連携など、多くのスキルが求められています。この辺りも含め、私が後進に伝えていける事は少なくはないのではないかと思っています。
from GERMANY
近藤 喜久雄
- 所属
- ロボットソリューション事業本部
第三営業部
- 事務・営業職(海外営業)
- 経済学科卒
- 2001年入社
- 国際営業部(部品営業部門)配属
- 2008
- 国際営業部(海外営業部門)異動
- 2016
- FUJI EUROPE CORPORATION GmbH出向
- 2022
- ロボットソリューション事業本部
第三営業部 帰任
現地での仕事と役割
現地ではAssistant General Managerという立場で、最終的に従業員が90名以上までに増加したグループ会社の経営全般を担うと同時に、ビジネスコーディネーターという肩書も持って、日本で培った海外営業経験を生かしながら欧州/中近東/アフリカ諸国の広い地域で弊社製品の拡販に努めてきました。経営面において留意したのは、欧州には日本とは異なって個人が持つアイデンティティーを強く主張する風習があることです。これを理解、尊重しながら従業員全員が常に同じベクトルで業務を遂行できるよう、チームワーク重視の明るい職場作りを目指しました。一方、営業活動においては、国や地域によって異なる多様な文化やビジネス慣習を把握し、これに柔軟に対応しながら進めるという、海外ならではの難事に挑戦。成功時の達成感は格別で、駐在の6年間で貴重な体験ができたと考えています。
現地での印象的なエピソード
営業活動の最前線に立ってお客様と行なう商談は、営業出身として非常にやりがいのある仕事で、弊社製品が持つ技術的優位性や高品質を理解いただいた上で具体的なビジネス交渉を進めるプロセスに一番の醍醐味を感じていました。商談では時に英語以外の言語が飛び交ったり、怖い形相で無理難題を要求されたりすることも。でもどんな時もあきらめず、親身になってソリューション検討や提案をする姿勢を貫きました。これがお客様との信頼構築に繋がり、再会した際に見違えるほど穏やかな表情で「Mr.Kondo!」と話しかけていただけた瞬間には、私の熱意や誠意が認められたと実感したものでした。また商談が実を結び、プロジェクトを無事成功に導けた際に、同僚と喜びを分かち合いながらドイツビールを酌み交わしたことも強く印象に残っています。
海外赴任を終えて
駐在期間中、現地のお客様への訪問や打ち合わせを通じて直接コミュニケーションする機会を多くいただきました。その際には、市場におけるトレンドやお客様の困りごと、弊社への要求等を直接うかがう事ができ、自己知識の向上のみならず、FUJI本社へ素早くフィードバックの上、ソリューションの提案や製品開発、新たな営業活動に役立てる事ができました。このような「現地現物」主義の考えを帰任した後でも常に持ち続けながら、お客様や市場の目線に立って業務を進めています。また今後は、駐在期間中の貴重な経験を生かし、FUJIが持つ世界各地の販売ネットワークをしっかりサポートしながら、チーム一丸となって拡販活動を進めていきたいと考えています。